【3DLIVE】「輪廻転生」/ Amane Kanata 3DLIVE "Reincarnation"【天音かなた4周年LIVE / ホロライブ】

『OP』 周りを水で囲まれた年代不明の建造物

それに天使の輪のゲートでしょうか

すでにここから廻り始めている

 

OP曲は

名前のない怪物

イントロにある力強いフェイクからの静けさ

これから何が始まるのだろう と引き込まれます

名前がなかった怪物 黒い雨音 望まれないものとして

正義の槌を傷と共に 振るえ 一緒に行こう 名前のない怪物

 

楽曲の最後に月を後方にして祈りを捧げる姿が綺麗

情緒ある歌唱と共にOP曲から

ただならない緊張感が生じている

名前のない怪物と共に…

 

『人生リセットボタン』

ステージがスポットライトだけになり独白という形

後悔が繰り返すゼロからのやり直し

こんな歩み

自分の言葉しかない

誰か叱って欲しい

僕のいない世界こそ答えなんだよ…

テンポの良い楽曲で抵抗を感じずに進行する

自責するフレーズの歌唱が響きます

 

ここで映像が乱れて

MC

歌ってる時との差がかわいい 時間跳躍する物語

ここのMCは並行世界のかなたさんでしょうか

 

初音ミクの消失

一見してステージが壊れた虚所に

普段から早口な方ですが早口が過ぎる

依り代を奪われたもの

侵蝕される ゴメンネ 怯え

アリガトウ…ソシテサヨナラ 深刻なエラーが

ノスタルジックなオルゴール風のイントロからの超速の言葉

別れの歌

笑顔で手を振り これは………

 

『拝啓ドッペルゲンガー

自身の影とも言えるドッペルゲンガー

ステージに登場 自身と影、役を二つに分けて歌う

影との対話

間奏時の影に操られる振付け

本来ならば主人格が影に操れるはずがない

しかし、自身の影に操られる表像

お願いだから僕に奇跡を下さい

ロングトーンの迫力と

心象にある耐えることのできない呼びかけ

叫びとして現れる

魅了とともに胸に詰まります

 

自身が混濁する

停止できない

引き返せない

自身が成らざるを得ない

影そのものに

ここで分身が不必要になったような動作

この世界ごと自らの手でシャットアウトする

 

ここで感傷的な旋律の

『ココロ』

優しい歌唱が染み入りますね

奇跡が起きた

落涙する

止められない

ココロの鼓動が早く

ココロを得て見える世界が違ったこと戸惑いを表現されている

そして、ココロがあるのにポッカリ空いた穴

寂しげに微笑みながら世界は進む

 

メッセージ性の強い

『INTERNET YAMERO』

開放的でありながら閉鎖的な特殊空間に身を委ねる

止められない甘美な事象に混乱していく様

カウンセリングを受けたの

自身を誤魔化す程に損傷する形

見出した形の進む先とは…

 

ファニーな楽曲の

『きゅうくらりん』

ステージがピンク色の部屋になり幸せそう

可愛らしい歌声でつむがれる物語は

目が覚めたら起きる理由が一つもなく起きれなかった

そんな朝がきたら…

どうしようもなく亀裂が増えていく

目を向けたくない

サラッと流れるような歌唱ですが

こわれつつあるものの先が感じられます

 

『ワンダーラスト』

工業的な建造物が立ち並ぶステージへ

規則的に並んでいるように見える世界

君の笑顔を見たい

僕が消えても構わない

泣いたって握った手だけは離すことはないんだ

限界が押し迫ってくる

映像を乱しながらフェードアウトしていく最後に願った思い

 

乱れた映像を引き継ぎながら

『アイドル』へ

限界を抱え、それを超越したもの

人々の羨望を集めるものとなっていく

運命の岐路なのか変動する世界

手に掴んだ強さ

最強で無敵のアイドル

弱点なんてものはない

1等星と間違う輝きを宿す

 

ステージは切り替わらずにそのままで

『ハッピーピープル』

幸せ者なんだよ

偽された愉悦と正された憂鬱

楽しくて子供のよう

時が満ちても子供 嬉しくて楽しい

食べ物がなくても平気

明日はないけど楽しいんだ

幸せ者になればそれでいいんだよ

穏やかな曲調ながら

ひどく皮肉に満ちた歌詞

歌唱もどこか幸せそう

ニコニコしてるだけど

ハッピーになったはずだが…

 

『おらくる』

ここもステージは切り替わらない

明るい雰囲気の曲調

欠陥と見下していた自分こそが怪物だった

安全圏に閉じこもる化物

そこから出ることはない

無様ではき気がする

滑稽すぎていとおしい

 

3曲目の新曲である

『Kcock it out!』

エキゾチックな旋律から複雑な曲展開

歌唱する難易度が高そう

ノックアウトしろ

ぐだぐだ言ってないで

辛苦に耐え 自惚れ、思い上がりを壊していけよ

非常に痛烈な歌詞

クールでカッコいい楽曲

掃き棄てる言葉からメロディアスな旋律

当今の天音かなたさんが詰まっている

 

MC

重大告知 なんと1st Albumが発売される

 

輪廻転生のラストを飾るのは

メフィスト

荘厳な序奏から旋律が美しいフレーズ

生まれ出でて底が見当たらない

誰に成ったのかも忘れさった

ロングトーンでの叫び

輪廻してきた最後の独白

何処までも伸びていく歌声は

段階を超え頂点へと達する

私が命を賭けるから

差し出すから

あなたは時をくれた

これは魂を揺さぶるものがありますね

目頭が自然と熱くなってきます

 

輪廻転生というコンセプト

密度の濃さ、構成、演出 目を奪われ胸にくるものがありました

努力家ながらそれを感じさせることのない気心

切り込み鋭く歌は天に音が届く

続き向かう場所は彼方

外輪の果てなきかなたへ

 

天音かなたさん 4周年おめでとうございます!